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FAQ

​統計的因果推論って何でしょうか?

統計的因果推論とは、様々な統計手法を用いて事象の因果関係を明らかにすることです。因果関係とは「原因」があり「結果」生じるという関係性です。相関関係と似た概念ですが、相関関係だからといって因果関係であるとは言うことはできません。

興味のある人は、”「原因と結果」 の経済学”といった入門書などに目を通しておくと、統計的因果推論の基礎を理解することが可能です。

例えば、

「テレビを見せると子供の学力は下がるのか?」 

「男性医師は女性医師より優れているのか? 」

「偏差値の高い大学にいけば収入は上がるのか?」


こうした問いに答えることができるようになります。

                                                                          

気になる人は是非下記で紹介する教科書のどれかを一読してみてください。

​​蛇足ですが、疑似相関を紹介するウェブページも存在するので一度確認してみるとよいかもしれません。

政策・プログラム評価研究室を希望するにあたり必要なスキルはありますか?

政策プログラム評価研究室には社会経済・経営工学・都市計画の学生どなたでも歓迎しています。

自身の持つ社会工学的な疑問に、統計的因果推論で挑みたいというマインドがあれば研究することができます。

下記に記載する要素は必ず必要という訳ではありませんが、備えていれば研究の助けとなりますので参照ください。

・英語スキル

本研究室では研究に当たり世界基準のTop Jaurnalを度々参照します。

内容も勿論英語ですのでReadingスキルを養っておくと強みとなります。(例:American Economic Review

・統計の基礎知識

​基礎的な統計の知識があると理解が深まります。特に数学恐怖症の人は克服しておきましょう。

・EXCELなどの基礎知識

統計分析ではEXCELやWORDを必ずと言っていいほど使いますので、知識があると作業が捗ります。

本研究室は、主にStataを用いて分析を行います。人によってはRやPythonを使います。それに加えて、研究によってはGIS等を使います。

​​統計的因果推論を学べる教科書を教えてください。

過去のゼミで使用したことのあるお勧めの教科書

(上から入門編~中上級編と紹介)

「原因と結果」 の経済学 (中室牧子,津川友介ー2017,ダイヤモンド社)

計量経済学の第一歩(田中隆一 2015, 有斐閣)

INTRODUCTION TO ECONOMETRICS (Stock & Watson 2012, Pearson)

Impact Evaluation in Practice (World Bank 2016, publicly available)

Mastering 'Metrics (Angrist and Pischke 2014, Princeton)

Mostly Harmless Econometrics (Angrist and Pischke 2009, Princeton)

その他おすすめ

Econometric analysis of cross section and panel data (Wooldridge 2010, MIT press)

Causal Inference for Statistics, Social, and Biomedical Sciences: An Introduction(Imbens and Rubin 2015, Cambridge University Press )

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